パントリー収納実例|家族みんなが使える仕組み【整理収納アドバイザー】

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家族みんなが使いやすいパントリー収納の実例と仕組み

SNSで見るような、収納ケースがずらっと並んだおしゃれなパントリー。

私の家もこんな風にしたい!

そう思って収納用品をそろえてみたものの…

・ 何から手を付ければいいか分からない
・ 片付けても、気づくと元に戻ってしまう
・ 「あれどこ?」と家族に聞かれる
・ 今あるパントリーをうまく使いこなせていない

そんな悩みを感じていませんか?

わが家も最初は「きれいに見せたい」と思い、収納用品をそろえることから始めました。

でも、見た目だけを真似しても、使いやすさは続きませんでした。
そこでわが家では、

・ 探さない
・ 切らさない
・ 自分でできる

を意識して、家族みんなが使える仕組みを少しずつ作ってきました。

わが家では、「どこ?」と聞かれることが減り、見た目だけでなく、使いやすさも続くパントリーになりました。
同じように、仕組みを整えていくことで、探す時間や片付けの負担がラクになります。

この記事では、整理収納アドバイザー1級の私が、8年以上使いながらたどり着いた「家族みんなが使えるパントリーの作り方」を、実例とともにトリセツのようにご紹介します。

目次

パントリー収納アイデアとコツ|「見た目」より考え方から作る

土間玄関とつながったパントリー収納の全体像。白い収納ケースや引き出しを使った収納実例
土間玄関とつながったパントリー収納

おしゃれなパントリー収納に憧れていた

今でこそ整理収納アドバイザーとして発信していますが、最初から片付けが得意だったわけではありません。20代のころ、「やりたいこと100個」を書いたバケットリストで、一番最初に書いたのは

片付けができるようになりたい

でした。整理収納アドバイザー1級を取得するまで、不動の1位だったくらい、ずっと憧れていたことです。

整理収納アドバイザーの勉強をしていたころのアパートでは、「きれいに見せたい」と思う気持ちばかりが先走り、収納用品をそろえることに夢中になっていました。

整理収納アドバイザーを学ぶ前のアパート時代の収納の様子
整理収納アドバイザーを学ぶ前

SNSで見るような、おしゃれな収納に憧れて、

わが家もこんなふうにしたい!

と思っていたのです。でも、見た目を整えても、気づけば元通り。

使いこなせず、ごちゃごちゃしてしまうことも少なくありませんでした。

その経験があったからこそ、今は「見た目」も大切にしながら、取り出しやすく、片づけやすく、無理なく続けられる収納を大切にしています。

収納ケースをそろえても使いにくい理由

パントリー収納の失敗例を4コマで紹介。収納ケースを買っても元に戻ってしまい、収納より先に整理が大切だと分かる図解

パントリー収納というと、「どんな収納ケースを使うか」「どう並べるか」に目が向きがちです。

でも、本当に大切なのは収納方法よりも、その前の「整理」でした。

整理収納を学ぶ中で、「収納は整理の後にしか行えない」という言葉に出会いました。

当時の私は、「収納ケースを買えば片付く」と思っていたので、その言葉がとても印象に残っています。

そして、今でもその言葉は、わが家のパントリーを考えるときの土台になっています。

大切なのは、物を全部しまい込むことでも、一気にたくさん減らすことでもありません。

今使っているものだけを残して、使いやすくしまうこと。

整理をしないまま収納方法だけを真似しても、元に戻ってしまいます。

だからこそ、わが家では収納用品をそろえる前に、「何をどこに置くと使いやすいか」を考えることから始めるようになりました。

わが家で大切にしている3つのルール

そんな考え方をもとに、わが家では次の3つのルールを大切にしています。

1 探さない|必要なものがすぐ見つかり、どこにあるか迷わない。
2 切らさない|在庫が分かりやすく、買い忘れや賞味期限切れを防ぐ。
3 自分でできる|家族みんなが分かる仕組みにして、「あれどこ?」を減らす。

完璧を目指すのではなく、リバウンドせず無理なく続けられること。

この3つを意識して、わが家のパントリーを少しずつ整えてきました。次からは、実際にわが家で続いている4つのトリセツをご紹介します😊

▼知りたいところから読む方はこちら▼

パントリー収納で使用頻度に合わせた配置を紹介するトリセツ①のリンク画像
パントリー収納で奥と手前の使い分けを紹介するトリセツ②のリンク画像
食品の買い忘れや買いすぎを防ぐ仕組みを紹介するパントリーのトリセツ③のリンク画像
家族みんなが使いやすい仕組みを紹介するパントリーのトリセツ④のリンク画像

パントリー収納の実例①|使用頻度で決める

わが家では、「どこに入るか」ではなく「どれくらい使うか」を基準にしています。

毎日使うものと、たまに使うものを分けるだけでも、取り出しやすさは大きく変わりました。

パントリー収納のレイアウトを使用頻度で決める図解。上段はあまり使わないもの、中段によく使うもの、下段に重いものを置く

よく使うものは取り出しやすい場所に

はさみやスマホの充電、書類など、よく使うものは手が届きやすい位置に。

使うたびに背伸びをしたり、かがんだりする必要がないので、戻す習慣もつきやすくなりました。

パントリーの中段に文房具や書類をまとめて収納した実例
パントリー中段に文房具、書類、充電ステーション

重いものは下、軽いものは上

雑紙やお米などの重いものは下段へ

軽いものは上段に置くことで、出し入れしやすくしています。

お米や雑紙など重いものを下段に収納したパントリー収納の実例
パントリー下段の様子

【個人ロッカー】個人ロッカーとして、無印良品「やわらかポリエチレンケース・大」を使っています。

夫と私一つずつ使っていて、小さめのバッグなど収納しています。

【雑紙】雑紙は山崎実業の「TOWER(タワー)」キャスター付きニュースラックに入れています。隣にある無印ラタンバスケット大には、お菓子の箱などを紙袋に入れて、縛って出すための「雑紙入れ」にしています。

山崎実業のTOWERニュースラックを使った雑紙収納の実例

【米びつ】米びつはお米が8キロ入る野田琺瑯のラウンドストッカー21cmに入れています。

キッチンの隣にあるパントリーに置くことで、毎日のご飯を炊く作業がラクになります。

パントリーに置いた米びつ収納の実例

「どこに置くか」ではなく「どれくらい使うか」で決める

以前は、なんとなくで場所を決めていました。

でも今は、「これは週にどれくらい使う?」と考えるようになってから、収納場所を考えるようになりました。

使用頻度で分けるようになると、次に気になってきたのが「奥行き」の使い方でした。そこでわが家では、奥と手前を使い分けるようになりました。

パントリー収納の実例②|奥と手前で使い分ける

パントリーは奥行きがあるぶん、手前に置いたものばかり使ってしまったり、奥にあるものを忘れてしまったりしがちです。

わが家も最初は、空いている場所に入れるだけで、奥に何を置いたか分からなくなることがありました。

そこで意識するようになったのが、「奥」と「手前」の使い分けです。

奥行きのあるパントリー収納を奥と手前で使い分ける図解。奥にたまに使うもの、手前に賞味期限のある食品を置く

奥行き45cmのわが家は「前後」で使い分ける

わが家のパントリーは、奥行き約45cmです。

奥行きがあるぶん、ただ収納ケースを並べるだけでは、奥のものが見えなくなったり、存在を忘れてしまったりすることがありました。

そこで、わが家では
奥:たまに使うもの
手前:賞味期限がある食品

というように、「前後」で使い分けています。

この仕組みになってから、奥のものを使い忘れることや、賞味期限切れになることが減りました。

奥には使用頻度が低いものを置く

普段使っていないお弁当用品や来客用の食器など、使用頻度が低いものは奥へ。

「たまに使うもの」と決めておくことで、探し物も減りました。入れているケースは、セリアで買ったラッセバスケットのワイドホワイトです。

奥と手前に収納したパントリー収納の実例

手前には賞味期限がある食品を置く

わが家では、カロリーメイトやお菓子、スティックコーヒーなど、賞味期限を確認したい食品を手前に置いています。目に入りやすいので、買いすぎや期限切れの防止にもつながっています。

袋麺5食入りがちょうど入るくらいの大きさなので、「これ以上は買いすぎ」という目安にもなっています。そして奥と手前を意識するようになってから、賞味期限切れになることが減りました。

袋麺を収納ケースにまとめたパントリー収納の実例

そして次に気になったのが、在庫管理です。買い忘れや買いすぎを防ぐために、わが家では「切らさない仕組み」を作っています。

パントリー収納の実例③|切らさない仕組みを作る

奥と手前を意識するようになってから、次に気になったのが食品の在庫管理でした。

まだあると思っていたのになかった

気づいたら同じものを買っていた

そんな失敗を減らすために、わが家では「切らさない仕組み」を作っています。

パントリー収納で食材を切らさない仕組みの図解。気づく→メモする→買う→しまうを繰り返して買い忘れを防ぐ流れ

パントリー収納で買い忘れを防ぐには?

わが家では、食品ごとに定位置を決めています。

麺類、お菓子、レトルト食品など、仲間ごとにまとめることで、「どこにある?」が減り、在庫も把握しやすくなりました。また、手前には賞味期限がある食品を置いているので、

「もう少なくなってきた」

「そろそろ買い足そう」と気づきやすくなっています。

ロングライフパンを収納ケースにまとめた食品ストックの実例

パントリーは奥行きにぴったり収まる大きな収納ケースを使いたくなるところですが、賞味期限がある食品は、たくさん入りすぎると全体を把握しにくくなり、期限切れにつながりやすいと感じました。

そこで、ここではあえて大きなケースだけでなく、先ほど紹介したセリアのラッセバスケットを使っています。

食品の管理方法については、こちらの記事でも詳しくまとめています。

たくさんストックすることよりも、「今あるものが分かること」そして、「使い切れる量を持つこと」を大切にしているのが、わが家の切らさない仕組みです。

切れたものはその場でメモする

わが家では、パントリーの壁にカレンダーとメモ帳を貼っています。

パントリーにペンも置いているので、なくなったものはその場でメモするのがルーティンです。

買い物に行くときは、このメモを持っていくだけ。「買い忘れた!」ということが減りました。

パントリーの壁に貼っているカレンダーとメモ帳の位置を示した実例
メモとカレンダーはここに貼っています。

買い物をしたらすぐにしまえるようにする

わが家は、土間玄関とパントリー、キッチンがつながった間取りです。

買い物から帰ったら、そのままパントリーに収納できるので、片づけもラクになりました。

しまいやすいことで、「とりあえず置きっぱなし」も防げています。

土間玄関からパントリー、キッチンへつながる買い物動線がスムーズなコの字型のパントリー間取り図

パントリー収納の実例④|家族みんなが使える仕組み

わが家が目指しているのは、私しか分からない収納ではありません。
家族みんなが「どこにあるか分かる」ことを大切にしています。

収納用品をそろえることよりも、「自分で取れる」「自分で戻せる」仕組みを作ることで、「どこ?」と聞かれることが減り、家族みんなが使いやすいパントリーになりました。

家族みんなが使えるパントリー収納の図解。文房具・充電ステーション・図書館の本・大人のバッグの定位置を作り「どこ?」と聞かれない仕組み

家族みんなが分かる収納を目指す

パンやお菓子、文房具は、子どもが取りやすい高さに置いています。

食品と文房具は分けて収納し、文房具も使用頻度を考えて配置しています。使用しているのは、

無印良品 小物収納ボックス 3段無印良品 小物収納ボックス 6段(写真は一部旧仕様も使用中)

細かいものを引き出しケースで分類した収納実例

ペンを右下に置いているのは、右利きの私が一番使いやすい場所だからです。

子供が小さい頃は、アイコンと大きめの文字を組み合わせたラベルを使っていました。小学生になってからは文字だけのシンプルなラベルに変更し、家族の成長に合わせて少しずつ使いやすい形に変えています。

ラベルは、キングジムのテプラを使っています。わが家にあるのは旧仕様ですが、現在発売されている新仕様は、カナ入力対応や日付シール印刷機能などが追加されていて、さらに使いやすくなっています。

家族みんなの定位置を作る

食品だけでなく、家族みんなが使うものにも定位置を作っています。

「どこに置く?」を決めておくことで、探し物や置きっぱなしが減り、家族みんなが使いやすくなりました。

マスク

マスクは無印良品の小物収納ボックス3段に、人別に分けて収納しています。

感染症にかかったときは部屋を分けて過ごすこともあるため、ケースごと持ち運べるようにしています。

子ども用マスクを人別に収納したケースの実例

充電ステーション

タブレットやスマートフォン、夫婦で使っているスマートウォッチの充電は、ここにまとめています。

家を建てるときに、この場所にコンセントを設置しました。

無印良品の「スチロール仕切りスタンド・3仕切・大」を使い、左側2つはタブレットや充電スペース、一番右は役所関係など中期的に保管する郵便物の置き場所にしています。

(写真は廃盤のクリアですが、現在発売中のホワイトグレーで代用できます。)

タブレットやスマートウォッチをまとめた充電ステーションの実例
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図書館の本

わが家では、無印良品の「スチロール仕切りスタンド・3仕切・大」(充電ステーションと同シリーズ)を使い、家族全員分の図書館の本もパントリーにまとめています。

子ども10冊、私10冊、夫5冊ほど借りることもあるため、A4サイズの雑誌も置けるように余白を持たせています。

図書館用トートバッグは、無印良品の「綿帆布 持ち手付ソフトボックス スリム大」を使用しています。トートバッグに図書カードを入れる100円で買ったケースもつけて、忘れ物がないように仕組み化しています。また、返却日を忘れないように、パントリーのカレンダーに返却日と借りた本のリストを貼っています。

無印良品のスチロール仕切りスタンドを使った、図書館の本の置き場と図書館用トートバッグの実例

バッグ

大人のバッグは、100円ショップのフックと無印良品の壁に付けられる家具フックを使って収納しています。帰宅したらここに掛ける、という定位置があることで、リビングに置きっぱなしになりにくくなりました。

子どもには身支度コーナーがあるので、大人用の定位置として使っています。

家族のバッグを壁掛けフックに掛けて収納している実例

家族みんなが使える仕組みができると、「どこ?」と聞かれることが減り、自分でできることも少しずつ増えていきました。

パントリー収納で使っている収納用品

ここまで紹介してきた仕組みで使っているケースをまとめてご紹介します。

【パントリー右側の収納用品】

無印良品とセリアの収納ケースを段ごとに番号で紹介したパントリー収納の実例
  1. セリア ラッセバスケット ワイドホワイト
  2. 無印 やわらかポリエチレンケース 中
  3. セリア ラッセバスケット A4 ホワイト
  4. 無印 ポリプロピレン小物収納ケース 大 透明ケースに目隠しを入れて使っていますが、これから購入される方には、ホワイトグレーがおすすめです。
  5. 無印 やわらかポリエチレンケース 大

Q&A

パントリー収納ケースは全部そろえた方がいいですか?

わが家では、無印良品や100円ショップのケースなどを使い分けています。

大切なのは、同じケースでそろえることではなく、サイズを測り、詰め込みすぎないことです。

パントリー収納で余白を持たせた場合と収納ケースを詰め込んだ場合の比較図
パントリーがあるのに使いこなせません。

わが家も最初から使いこなせていたわけではありません。

まずは、「ここに何があると生活しやすいか」を想像してみるのがおすすめです。

例えば、キッチンの隣にあるパントリーなら、キッチン用品や食品が中心になるかもしれません。

大切なのは、SNSのおしゃれな収納を真似することではなく、自分の生活スタイルに合わせること。

8年以上使いながら、わが家も少しずつ使いやすい形に変えてきました。

奥行きのあるパントリーが使いにくいです。

奥行きがあるパントリーは、収納用品の選び方がとても大切です。

パントリーのサイズを測り、サイズが合う収納ケースを使います。サイズが合っていないと、物が奥へ入り込んでしまうなど、使いにくさにつながることもあります。

まとめ|パントリー収納は使いやすい仕組みにする

パントリー収納に正解はありません。

大切なのは、収納用品をそろえることではなく、家族みんなが使いやすい仕組みを作ること。

探さない。
切らさない。
自分でできる。

わが家の実例が、パントリー収納を考えている方の参考になればうれしいです。

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この記事を書いた人

たたのアバター たた 整理収納アドバイザー

整理収納アドバイザー1級・クリンネスト1級。

家族が使いやすく、続けやすい収納や暮らしの工夫を、実際のわが家での経験をもとに発信しています。

掲載している写真は、実際にわが家で撮影したオリジナル写真を使用しています。

詳しいプロフィールはこちらからご覧いただけます。

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